化合物の詩 〜POET-H3PO4〜
自作詩を坦坦と味気なく投稿していきます。新しい詩の形を求めて試行錯誤の日々の足跡。
2020年4月29日水曜日
この目に溢るるろうそくを
あなたの言葉に触れるたび
どうしてこうもぼくの胸
高鳴るものがあるのだろう
あなたの心に触れるたび
どうしてこうも悩ましく
日々を愛してゆくのだろう
この目に溢るるろうそくを
ため息とともに吹き消せば
溶けそこなった燃殻と
消えそこなったこの涙
あぁ、なんて
儚げに
あなたの上に散ってゆく
もしもあなたを失って
迷子石のように当てどなく
取り残されるぼくならば
いっそこの身を滅ぼして
明けない夜を夢みつつ
あなたを探しに行ければいい
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