あなたの柔らかい頬が
いつまでも近くに感じられます
夜を目深にかぶり
もうすぐ睡ろうとする人々の近くに
あなたの口ずさむ歌声が
たくさんの花束を連れてやって来ます
かなしい争いを越えて
星々の導くふるさとに
ああ、イェミルナ
時の移ろいは
あなたでさえも
変えてしまう
けれどあなたの灯火は
いつまでも密やかで
世界が暗くなるほどに
その輝きは増すばかり
イェミルナ
どうかそのお姿を
現してください
わたしはここに居ます
とても愛しい国です
もしも迷ってしまうなら
私があなたを見つけます
そしてわたしのちいさな瞳を
もうひとつの空だと思ってください
わたしはあなたの儚い歩みを
永遠のように閉じ込めてみせますから